さて前回「撮影会モデルとカメラマンの恋愛はあるのか?」に対し
「ほぼない」
とハッキリ書いたのですが
その中でも特にないパターンはこんな感じです。

撮影会に出演するモデルと、アマチュアカメラマン。
彼女が出る撮影会に3枠以上の連枠予約。
SNSの彼女にリプしているユーザーはチェック済み。
自身のSNSに上げるのも大半が彼女の写真。
大量の(高価)貢物。

この状態から「恋愛」が発生することはないです。
むしろ「ストーカー」扱いをされかねない。
モデルによっては「金づる」扱いをしてくるかもしれない。

なぜか?

撮影会モデルと、カメラマンはまず「労働者と客」の関係なんです。

なので労働者である女性モデルは、まずお客さんである男性カメラマンに一線をひきます。大事なお客様ですから。
そしてお客様が満足するように気を使います。
基本的に褒めます。
嫌なことがあっても口にしません。

ただ写真に対しては、これは人それぞれですがハッキリ意見を述べるモデルいます。「こういうのは好きじゃない」ハッキリ延べます。それはあなたを特別扱いではなく、彼女のモデルとしての作品への姿勢なのです。

「あ、この感じ素敵ですね」
「この雰囲気好きです」
「今までで一番好きな写真かも」

これらも決してお世辞ではありません。
あくまで写真に対し、その言葉を発しています。

そしてそこには

「こんな素敵な写真と撮ってくれるこのカメラマンさんすごいな」
「この人の撮る写真好きだな」
「今までで一番好きな写真を撮ってくれる方だな」
という強い信頼の感情を持ちます。尊敬もします。

しかしながら

「こんな素敵な写真を撮ってくれるこのカメラマンさん好きになりそう」
「この人の撮る写真と同じくらいこの人も好きになりそう」
「今までで一番好きな写真を撮ってくれるこの人は運命の人かも」

…それはない
…ぜったいない
…そんなファンタジーは存在しない

だって思い出してください。
労働者と客なんです。
料理人がいたとして
「こんなに美味しそうに食べてくれる人がいるなら、この人の食事は全部自分が作りたい。客にプロポーズ。パンパカパーン!」
とか、ライトノベルでも出てこないネタでしょう。
あったとしたら狂気だわ。

「私といい写真が作りたいのではなく、私という女が好き?」
これを感じた時点で、モデルとカメラマンという関係性にあったモデル側の信頼は消滅します。

信頼を持てない男性に対する女性の冷たさは氷点下。
信頼できない人、を通り越して「迷惑な人」「怖い人」「ストーカー」いう感情を持ちかねない。

そして理解して頂きたいのは、これは最終的に、身体的能力で劣る女性側の本能に近い面が引き起こす、恐怖からの嫌悪感なんです。

なのでまず、恋するカメラマンに対し、恋愛小説のようなことをを説きます。

本当に彼女に恋をしていたら、彼女と二人三脚で、あくまでモデルとカメラマンの立場と職業の壁を守ったまま、壁越しに、写真で愛を育みませんか。
指先一本触れることが出来なくても、彼女と最高の写真を作る相手は自分。
そういう恋の形はどうでしょう?
もちろん独占なんて出来ないし、いつ終わりが来るかわからないし、性的欲求は満たされない。立場は明確に、モデルとカメラマン、撮影会モデルとお客さん、この壁は絶対超えちゃいけない。過剰な何かを求めてはいけないし与えてもいけない。
とても変態的ともいえますが、そういう恋ではだめですか?

そしてこれを読んだ方々の、

え?高校生じゃ無いんだし。なにそのプラトニック?修行?
わかります。わかりますよ!
でも撮影会モデルが求めているカメラマンとの関係って正直、これでなんですよ。

あなたと私は「ファインダー越し」
私生活には一切踏み込まないで
変な期待を持たないで
怖いことしないで
でも私を写して
私と最高の写真をつくりましょう

そしてこれが自然に対応出来ているカメラマンは、間違いなくモデルに人気がありますね。
同時に、この気遣いに気がついているような方は、カメラマン以外の時でもモテます。人としてモテます。

そしてなにより、恋愛感情の押しつけの写真って、なんかそれが写真からにじみ出てるじゃないですか?
というか、写真にはカメラマンの姿、モデルの姿どちらも投影されている。
だからストーカーの取る写真って、なんかへんな違和感があるんですよね。フェチ的というか。
同時に、カメラマンを金づるみたいに思ってるモデルの写真からもそういう空気が流れてきている。

結局写真には人柄が写されるということでしょう。

ということで「撮影会モデルとカメラマンに恋愛はあるのか否か?」(後編)お読みいただきありがとうございました。

今後もどうぞよろしくお願い致します。

よさの麻由

phot by みのる さん